2020-05-27 第201回国会 衆議院 農林水産委員会 第14号
森林組合の弱体化の原因は、復興期から高度成長期にかけての乱伐が木材の輸入自由化を招き、材価が長期にわたり低迷したことにあります。本法案はそこに何らメスを入れておらず、再び目先の利益を追うという過ちを繰り返すものです。大規模化、効率化、利益最優先のやり方では、森林の公益的機能が発揮されないばかりか、山村地域の一層の過疎化、空洞化が進みかねません。
森林組合の弱体化の原因は、復興期から高度成長期にかけての乱伐が木材の輸入自由化を招き、材価が長期にわたり低迷したことにあります。本法案はそこに何らメスを入れておらず、再び目先の利益を追うという過ちを繰り返すものです。大規模化、効率化、利益最優先のやり方では、森林の公益的機能が発揮されないばかりか、山村地域の一層の過疎化、空洞化が進みかねません。
森林の経営管理を行う責務を果たさない森林所有者に対して、森林の多面的機能の発揮を図るためにやむを得ず、市町村の長による勧告ですとか、それから都道府県知事の裁定等の一定の手続を経て、その上で市町村に経営管理権を設定するということとしておりますので、こういう制度になっているということをきちんとこれからも説明していくことが必要でありますし、それから、伐採業者による乱伐ということでありますけれども、この法案
また、あわせて、この法案が成立することによって目先の利益を考えた伐採業者による乱伐も増えかねないのではないかというような声もあります。是非、こういういろいろな不安な声が出ていることに農林水産省として真摯にお答えをいただきたいと。
それと、もう一点お伺いしたいんですけれども、この法案に対して、大規模な製材工場などの川中、川下の業者に支配されてしまって、乱伐のおそれが出てくるのではないかというような御懸念の声も聞いております。そういったことが起こり得るのか、もし起こり得るとしたらどういう対策が必要だとお考えなのか、お聞かせいただけますでしょうか。
今度管理する山に関しても、しっかり管理していけば、そんな乱伐につながることはないと思っております。 以上です。
森林管理の経営、権利が委ねられる市町村には林業の専門人材が少ない、伐採を進める印象が大変強い法案だが、森づくりはしっかりと図られるのだろうか、目先の利益だけを求めて、伐採業者による乱伐で山が丸裸になってはしまわないかというような声があります。
平成四年にブラジルにおいて国連環境サミットの関連会議、国際都市フォーラムというものに出席されたときの話が書いてありますが、水俣病公害の教訓を世界に発信すると意気込んで行ったが、日本は世界各地で環境破壊を起こしていると日本批判が相次いだ、我が国は、開発途上国へのODAで経済発展に貢献して感謝されていると思い込んでいたら、進出企業の起こした公害や森林の乱伐など、世界最大の地球環境破壊国であるというような
と述べて、水害の根本的原因が乱伐による山林の荒廃、あわせて治水工事の不備にあることはもはや常識になっているということで、治水工事の不備と同時に山林の荒廃を挙げているわけです。 ここでも、社説では、「農林省の推定によれば全国で百六十万町歩の山が丸はだかになつたまゝ」「昭和二十年、二十一年度の伐採面積は百七万町歩と推定されるのに対して、造林面積は四十二万町歩余りにしか達していない。」と。
大臣にお伺いしますが、こういったように、流域の森林、山林の保水力についても、戦後直後の乱伐の状況から今山も回復しているといった、こういう流域の状態の変化を踏まえた再検証こそ今必要なんじゃないでしょうか。大臣、いかがでしょうか。
○塩川分科員 一般的な保水効果の話をしているんではなくて、戦後直後の山の状況が荒れていたじゃないか、乱伐の中で丸裸になっているような状況が今は復旧しているんじゃないのかという、そういう比較をきちっと行ったのかということをお聞きしているわけです。 例えば、私が調べただけでも、もう一つ御紹介しますが、群馬県の林業統計書の中に、山林面積と同時に森林の蓄積量というデータがあるんですよ。
襟裳岬周辺は、今から四十年ほど前、森林の乱伐や過剰な放牧などによって、襟裳砂漠と呼ばれるような状況となっておりました。こうした陸上の砂漠化は海の砂漠化をも引き起こしてしまいました。そこで、襟裳の人々は、もう一度陸と海の森を取り戻すために、国有林と一体となって植林に取り組み始めました。そして現在、海も陸も見違えるように回復してきたのです。 画面をごらんください。
○重野分科員 それと、日本の商社あたりが外国に行って、外国の木材を乱伐しているという話がごくごく当たり前のように語られている。確かに、その安い木材を国民に供給するという、それなりに一つの役割があるんでしょうけれども、しかし、裏返し、その木材を産出しておる国に対して、ある意味では犯罪的なことをやはりこの国がやっておるということを、僕はもっと国民共通の認識として定着させていかなきゃいかぬ。
この基本法の背景には、戦後の復興期を経て経済の発展期に差しかかり、建築用材、パルプ用材としての木材需要が急速に拡大する一方で、戦中戦後の乱伐からようやく復旧した山林では生産供給が追いつかないため、林業の安定的な発展への要請の高まりでした。
国際的な批判も浴びている、日本企業による熱帯雨林やシベリアの森林の乱伐、それが、環境破壊を引き起こし、一種の南北問題に発展しています。一九九二年の地球サミットでは、森林原則声明が採択されました。この声明は、森林の保全と利用を両立させ、持続可能な森林経営を理念とするものです。 私は、必要な木材はできる限り国内で生産することを基本とすべきだと考えます。
国内の木を相当乱伐して、大変な環境問題に負担を与えていると。一方では世界じゅうに木を求めて、それが世界じゅうの自然保護論者など、砂漠化のもとだとか、特に後進国における大変な加害者だと、こう言われておるわけです。ですから、木材の輸入についても一定の節度というものが、私は、必要なんです。
率直に申しまして、これまでの我が国の輸入、我が国だけではないわけでありますが、多くの先進国中心に木材を輸入するという中でしばしば言われてきたことは、例えば熱帯林地帯において大量の乱伐というか、そういうことが引き起こされたと、こういうふうなことが例えば言われておりますし、今でも例えばそのほか北洋材等においても違法な伐採が行われて、それが我が国に来ているのではないか、こういうような疑いというか懸念もあるわけであります
○渡辺孝男君 熱帯雨林の乱伐や東南アジアあるいは南米での大規模な森林火災等による森林の消失というものは、地球温暖化に悪影響を及ぼすばかりでなくて、世界的な経済成長や政治的な安定にも非常に悪影響を与えるものでありますので、日本としてもしっかりこれからも取り組んでいただきたい、そのように考えております。
このための奥地林の乱伐というものも心配されるわけです。
それから、森林の乱伐が相当な勢いで進んでおりまして、これもまたいろいろ根深い問題があるようでございますけれども、環境破壊になっておるということでございますので、この森林保全を手おくれにならないうちに進めるといったようなことも重要な問題で、日本もこれに対応したいと思っております。
これは御承知のとおり、特に財政上の理由があったわけでございますが、近年、奥山の乱伐、過伐が非常に進んでおりまして、それが国有林の荒廃を招くだけではなくて、環境に大変悪影響を及ぼしているということが言われていたわけでございますので、今回それを改めて森林の持つ公益的な機能を重視して施業を行う、こういうふうに基本的な方針を変更なさったことは大いに評価できることかと思います。
また、森林の過伐、乱伐とともに、改善計画のもとでの林野や土石の切り売りと職員の大幅削減で国有林が荒廃してきたのも、これら政府の誤った施策の結果であります。総理、今日の事態に至った政府の責任を明確にすべきです。 政府が提出した二法案は、国が木材生産から撤退し、民間委託を推進し、一方、営林署の大規模な統廃合、職員の大幅削減を行うものです。
○山本(徹)政府委員 今御指摘の過伐あるいは乱伐が起きないようにするために、今回の法案におきましては、流域ごとの国有林の地域管理経営計画というものを策定させていただくことにいたしております。 これにつきましては、案の段階で一カ月公告縦覧いたしまして、地域住民を初め国民の皆様方の御意見を承ることになっております。
現実に今でも、国有林に関しても乱伐、過伐というものが山の高い位置にあるということも私なりには承知しているわけですけれども、そういったことを、これから国有林の公益的機能重視ということを考えた場合に一つの心配として、今現在でも、すべてとは言いませんが、しかし、現実にはまだやはり乱伐というのが全国に散見されているように私は思っております。
そうすると、木を植えましたら、同時にしょっちゅう草取りをする、間伐をするということで手数がかかるわけですが、どうも今までのやり方は、先ほどの参考人のお話にもありましたように、そういう手間のかかるところをやめまして、成木をどんどん伐採する、乱伐をするということになっていたようであります。
○高村国務大臣 木材の乱伐や排気ガスの増大は、我が国を含む先進国の経済活動に起因する面がありまして、これにより巻き起こされる森林減少や気候変動が砂漠化の進行に影響を及ぼしている可能性はある、こう考えております。したがって、国内外で環境に配慮した経済活動が行われることが何よりも重要と考えております。
ところで、政府は、日本も、発展途上国の森林の乱伐あるいは膨大な排気ガスの放出等によって、今日の砂漠化に責任の一端を担っておるという認識がおありかどうか、大臣からお伺いしたい。
そこで、今度はいよいよ建設省にお伺いしたいと思うのですが、三十三年前の人吉盆地での大洪水のころは、球磨川水系上流部の山林というのは相当――大臣もよく御承知のように、戦後の乱伐で日本全国各地の山が丸坊主になったりとか、丸はげの山になっていたのですが、そこをやはり国の方でもしっかり頑張られて、植林事業も進めて、地域の方も頑張って育てて治山治水事業に努めてきた結果、今では立派な森がよみがえってきました。